おきばしょ

記録です。

ロープ/戦場の生命線

 

・ロープ/ 戦場の生命線

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あらすじ:1995年のバルカン半島で国際援助活動家の「国境なき水と衛生管理団」として派遣されたメンバーたちが、ある村の井戸に投げ入れられた死体を引き上げるためにロープを求めていろいろな場所へいく、たった2日の奮闘物語です。

 

主演はベニチオ・デル・トロ、オルガ・キュリエンコ、ティム・ロビンス

監督はフェルナンド・レオン・デ・アラノア

撮影はアレックス・カタラン・A

 

はじめましての多い撮影陣でした。

監督もはじめましてだな~と思ったらこれが処女作!すごいな!

あとは2017年に「ラビング・パブロ」を一作作っていますね。気になります。

 

デルトロが好きなのでこの映画を選んだわけですが、もう最高に好みの映画でした。決して派手な演出があるわけでもないのですが、でもそれゆえ各俳優陣たちの演技や演出が光るなあと。

カメラワークというか、画面の構成、切り取り方がとてもエモーショナルで好きだと一言思いました。淡い色合いで抜かれた画面に対して、描いているもの「戦争」というこのアンバランス感が非常に良い演出をしていたと感じます。

撮影のアレックス・カタラン、めちゃくちゃ注目することにします。

 

わたしはバルカン半島で起こっていたことを恥ずかしながら知らなかったので、本を読みました。この映画の背景にはこういうことがあったのか、ともっと理解できるようになった…と思いたいな

知識というのは本当に豊かにしてくれますね。映画をはじめ、生きていくことに必要か?と思うことでも、知っているのと知らないのでは選択や考え方に大きな差が出てしまうと、近頃ひしひしと感じます。

 

最近スペイン映画をよく観るのですが、これからももっともっとみたくなるようなそんな映画でした。

 

ところで邦題、まじでもっとましな名前にならなかったのか?

「A Perfect Day」そのままのほうが、絶対よかった。