2重螺旋の恋人
・2重螺旋の恋人
フランソワ・オゾン監督は好きな監督の一人です。
あらすじ:原因不明の腹痛で精神科を紹介された主人公クロエはそこでポールと出会い、腹痛がなくなった後、同棲をはじめます。ある日、出勤途中にポールが別の女性といるのを見かけ浮気を疑ったクロエは後を追います。そこで見つけた秘密とは…というサスペンス風スリラー映画…です。
監督はフランソワ・オゾン
役者はマリーヌ・ヴァクト、ジェレミー・レニエ、ジャクリーン・ビセットら
原作はジョイス・キャロル・オーツの短編集です。
第70回カンヌ国際映画際のパルムドールのメインコンペティションに選出、第8回のマグリット賞では主演のジェレミー・レニエが主演男優賞を獲得しています。
オゾン監督は、サスペンス風味のある物語を描くことで有名ですが、今回もとても楽しめました。
おそらく何一つ理解できていないのでしょうが、雰囲気というか、おお~っとなる感じ、それぞれがそれぞれの感想を抱くことのできる作品です。
ときおりの官能的なシーンは目をくぎ付けにさせますし、追われているところ、謎を解く箇所、すべてのシーンに解釈ができそうな伏線やオブジェがあるように思えます。
そういった作品は特に自分のなかの感覚を大切にしたいがために、あまり他人の感想をみることはないです。流されやすい人間なので他人の感想や考察をみるとそれだ!となり本当に自分で得た感覚なのか?となってしまいがちなので…
オゾン監督の作品で一番好きな作品は「スイミング・プール」です。
風の音やにおいまで手に取るように感じられる素晴らしい映画だと思います。
好みの問題としておおむねそういった作品を好きになる傾向がつよいな~
とても楽しめました。