おきばしょ

記録です。

彼が愛したケーキ職人

・彼が愛したケーキ職人

 

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仕事のお供にと思って選んだ映画にくぎ付けになり、まったくお仕事にならなかった映画でした。

 

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あらすじ:恋人を事故で亡くした主人公トーマスが恋人の影を追って恋人の家族のもとへ行くお話。ケーキ作りを通して奥さんと惹かれあっていく物語です。

ところどころに宗教間の違い、恋愛の不自由さ、国柄ゆえの衝突などもちりばめられておりとても興味深かったです。

 

監督はオフィル・ラウル・グレイツァ

役者はティム・カルクオフ、サラ・アドラー、ロイ・ミラーら

 

監督ははじめまして、これが2作目です。長編デビュー作にてこの映画を製作、イスラエル人です。

俳優陣はサラ・アドラーしか知りませんでした。

サラは「運命は廻る」で演じてたことをきっかけに知りました。この映画もよかったな~と時折思い出しますが、気軽には見直すことができないそういう映画の1つです。

サラ・アドラーだけでなく、総じて出演者はよい役者だったと思います。
とくにティムは寡黙でありながら醸し出す雰囲気や表情、間だけで表現できてしまう役者だなあとこれからが楽しみです。

 

作品全体的に、おそらく撮影地の問題もあるのでしょうけど空気感というかアンニュイな空気感のある作品だったと思います。ずっと曇り空みたいな。

イスラエルの映画はそれこそ、「運命は廻る」「嘘はフィクサーのはじまり」「彼の愛したケーキ職人」ほどしか知らないのですが、もっとみたくなる映画たくさんあります。インド映画とベルギー映画を足して2で割ったようなイメージがあるのは勝手すぎますかね。暗いのはとことん暗いのにどこかコメディ感があるようなイメージ、あくまでイメージなので今後変わっていくでしょう。

 

出てくる素朴なクッキーを食べたくなってしまったし、久しぶりにお菓子でもつくってみようかなという気持ちになりました。

 

最近独り暮らしを目指しているので、家のなかのインテリアや家そのものを重視して映画を観てしまうのですが、アナトの家もトーマスの家も色使いがおしゃれで素朴で、年季の入っているなあとわかるような小物がたくさんあってよかったです。ひとり暮らし、してみたいな~。