おきばしょ

記録です。

「ナイアガラ」

「ナイアガラ」を観ました。

個人的に初めてマリリンモンロー主演の映画を観ました。

 

・あらすじ

ナイアガラの滝の近くのロッジに夫と宿泊しているローズ(マリリン・モンロー)は夫ジョージ(ジョゼフ・コットン)ではなく、愛人パトリック(リチャード・アラン)を愛している。ローズはパトリックと結託して夫を殺害する計画を立てるが…

・制作

ナイアガラ(原題:Niagara):(アメリカ/1953年/92分)

監督:ヘンリー・ハサウェイ

主演:マリリン・モンロージョゼフ・コットンジーン・ピーターズ

製作:チャールズ・ブラケット

音楽:ソル・カプラン

撮影監督:ジョゼフ・マクドナルド

衣装監督:チャールズ・ルメイアー

衣装デザイン:ドロシー・ジーキンズ

ヘンリー・ハサウェイの映画は今回がはじめて。
というかこの時代の映画あまりにも無知すぎて何も知らない状態です。精進しますが。

マリリンモンローのはじめてのカラー主演作が「ナイアガラ」だそうですね。初期のモンロー映画を意図せず観れてよかった。彼女が「モンロー・ウォーク」と呼ばれた独特の歩き方を披露した映画もこれです。なにも知らなかった私でも、観終わって印象に残るシーンといえば赤と黒の服で歩き去るシーンだったなと思いました。曲線美がとても綺麗。歩いて行く後ろ姿を映したシーンは映画史上で最も長い歩行シーンとされていたらしい。今は知らないけど。

ただ正直なところ演技力をみて起用されたのかは不明ですね。
突出してうまいわけでも表情が豊かなわけでもない。ただこの映画においてモンローの存在だけ一人浮き出ていたなと感じました。まるで被写体要員として起用された感じがする。ファッションしかり。

ジーン・ピーターズも綺麗。目が奪われる。彼女も気になる役者の一人。この時代の女優は明るさだけでなく薄暗さがあるなあと思います。きっと時代背景がそうさせるのでしょうけど。

最後のナイアガラの滝のシーンのポリーのファッションがカワイイ。チャールズ・ルメイアーがファッションを手掛けた作品もたくさんあるので観たい。

剃刀の刃 The Razor's Edge (1946)
三十四丁目の奇蹟 Miracle on 34th Street (1947)
永遠のアンバー Forever Amber (1947)
紳士協定 Gentleman's Agreement (1947)
哀しみの恋 Daisy Kenyon (1947)
三人の妻への手紙 A Letter to Three Wives (1949)
イヴの総て All About Eve (1950)
革命児サパタ Viva Zapata! (1952)
わが心に歌えば With a Song in My Heart (1952)
ノックは無用 Don't Bother to Knock (1952)
キリマンジャロの雪 The Snows of Kilimanjaro (1952)
モンキー・ビジネス Monkey Business (1952)
謎の佳人レイチェル My Cousin Rachel (1952)
ナイアガラ Niagara (1953)
真紅の女 The President's Lady (1953)
紳士は金髪がお好き Gentlemen Prefer Blondes (1953)
聖衣 The Robe (1953)
百万長者と結婚する方法 How to Marry a Millionaire (1953)
帰らざる河 River of No Return (1954)
ディミトリアスと闘士 Demetrius and the Gladiators (1954)
悪の花園 Garden of Evil (1954)
エジプト人 The Egyptian (1954)
デジレ Désirée (1954)
ショウほど素敵な商売はない There's No Business Like Show Business (1954)
足ながおじさん Daddy Long Legs (1955)
七年目の浮気 The Seven Year Itch (1955)
東京暗黒街・竹の家 House of Bamboo (1955)
慕情 Love Is a Many-Splendored Thing (1955)
夢去りぬ The Girl in the Red Velvet Swing (1955)
回転木馬 Carousel (1956)
バス停留所 Bus Stop (1956)
やさしく愛して Love Me Tender (1956)
女はそれを我慢できない The Girl Can't Help It (1956)
めぐり逢い An Affair to Remember (1956)
ポール・ニューマンの 女房万歳! Rally 'Round the Flag, Boys! (1958)
アンネの日記 The Diary of Anne Frank (1959)
荒野を歩け Walk On The Wild Side (1962)

wikipedia

・感想

ともかくはじめてのモンロー映画を観れてよかったです。これまでなにも観たことがないというのも自分で少しびっくりしています。幸か不幸かひきつけられる魅力を感じます。いろいろ考えてしまった。歌声も低くてだけど優しい色気があって聴きほれちゃった。
物語としてはモンロー退場が結構はやいなと感じましたが、それでも物語が進んでゆく。ナイアガラの激しさがモンロー退場とともに増してゆくのが観ていて楽しかったです。官能と自然のバランスなんてものはそぐわないと思っていましたが、妙にバランスが取れていて感心しました。

最後のシーンはどうやって撮ったんだろう。
先述しましたが、ファッションがいい。好みでかわいい。