おきばしょ

記録です。

シェルブールの雨傘

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eiga.com

 

サウンドオブミュージック以来久しぶりのミュージカル映画でした。
舞台はフランスのシェルブール

自動車修理工のギイと雨傘屋の少女・ジェヌヴィエーヴのお話です。

 

監督はジャック・ドゥミ

主演はカトリーヌ・ドヌーブ、ニーノ・カステルヌオーヴォ、アンヌ・ヴェルノンら

 

まず装飾、ファッション、動きが可愛い。ひたすらに可愛い。参考にしたくなる装飾ばかり。この時代の映画は本当に好みなので、たのしかったです。

ある種の悲劇的恋愛映画なのかな。どう判断するかは各人次第という映画の醍醐味だとおもうのですが、少なくとも私はある種のハッピーエンドなのかなと感じました。
あの時こうしていれば違った結末だったかもしれない…という伏線がいくつかあってもどかしかったのですが、人生しかり運命というものはこうやって決まっていくんだろうなあと思いました。時代しかりタイミングしかり、あそこで迎えに行っていれば…等々。愛には様々な形がありますが、ジュリビエールとギイの愛は紛れもなく存在していたし、その後彼らが選んだ道にも紛れもなく愛はあるんだよなあとしみじみしてしまいました。人生概ね全てタイミングですね、つかみどころがズレると全く違う人生になる、どれが正しいとか間違っているとかあるわけでは決してないので、だからこそ後悔もするし逆に希望も持ってしまうんですよね…と。

最後のシーン、ガソリンスタンドでの再会と別れはもう好き〜〜〜となってしまったこれまで観てきた映画の中でトップに入るくらい好きなシーンでした。